消防ホース検定で不正  サンプルすり替え合格

 消防用ゴム製ホースの大手メーカー「芦森工業」(大阪市西区)が20年以上前から、消防法に基づき製品の強度を調べる出荷前の抜き取り検定で、対象となるサンプル製品を事前に強度確認したものにすり替えて合格させていたことが9日、分かった。

 検定を担当した特殊法人「日本消防検定協会」は同日、芦森工業に対し、実態調査や在庫品の販売中止を指示。実態が解明されるまで検定は実施しないと伝え、大阪府摂津市の工場を立ち入り調査した。

 芦森工業は「再検査や製品すべてが出荷できなくなる事態を避けるため、担当者がすり替えていた」と不正を認めた上で「製造過程で全製品が規定の水圧に耐えられることは確認済みで、安全性に問題はない」と釈明。現時点で回収も予定していないという。

 消防用ホースを販売するには、消防法の規定で出荷前に日本消防検定協会などの検定に合格しなければならない。

 同社は1878年に創業。消防用ホースを全国約1000自治体の消防局などに年10数万本販売し、シェア約4割の最大手。

http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008100901000205.html

消防用ホース「芦森工業」立ち入り、出荷前検定ですり替え

  消防用ホースメーカー「芦森工業」(大阪市西区)が出荷前検定で検査対象のホースをすり替えていた問題で、日本消防検定協会(東京)は9日午前、同社大阪工場(大阪府摂津市)に立ち入り調査に入った。
 同協会は、ホースをすり替えた手口や経緯について詳しく事情を聞く。
 また、総務省消防庁は同協会に、すり替えを可能にした原因を調べた上で、検査体制や方法を見直すよう指示した。
 総務省で記者会見した三好勝則・同協会理事によると、検定は通常、協会職員2人で行う。三好理事は、「職員がほかの検査をしていたため、目が届かなかった可能性がある。その間にホースをすり替えられたのではないか」と述べた。
 また、東京消防庁に6日夕、「芦森工業で検査対象品のすり替えが行われている」と匿名の情報提供があったことを明らかにした。
(2008年10月9日14時15分  読売新聞)

消防用ホース、最大手が検定不正 サンプルすり替え

東証1部上場の消防用ホースメーカー最大手「芦森工業」(大阪市西区)が、特殊法人「日本消防検定協会」(東京)の公的検定で、サンプルの一部をすり替えていたことが朝日新聞の取材でわかった。不正は20年以上前から最近まで行われていた疑いがあるという。検定協会は9日、同社大阪工場(大阪府摂津市)を立ち入り検査した。同社の側島(そばじま)克信(かつのぶ)社長は記者会見して、「不正があったことは事実で、深くおわびする」と謝罪した。

 同社によると、朝日新聞などから指摘を受け、社内で緊急の聞き取り調査をした結果、複数の検定担当社員が「過去にすり替えたことがあった」と認めた。事前に強度が確認されているサンプルを担当社員がポケットにしのばせ、検定に通らない可能性のあるものとすり替えて検査官に提出していたという。

 日本消防検定協会は、全国一括で消防設備の検定を担っており、メーカーが消防機関に納品する前に実施。消防用ホースの場合は、納品予定の製品から日本工業規格(JIS)に基づいて無作為に抽出し、切り取ったホースの強度や外側の布と内側の樹脂やゴムの密着具合などを消防法令に基づいて調べる。基準に適合していなければ出荷できなくなる。

 同社の消防用ホースの検定は週1回程度、大阪工場で行われている。検定の前には全製品について基準値を超える強度で社内検査をしているといい、同社は「問題があれば社内検査で抜き取る仕組みで、公的検定ですり替える意味はない。トップメーカーとして万が一でも不合格を出してはならないとの自負心から、やってしまったのかもしれない」と説明している。

 総務省消防庁は9日、日本消防検定協会に対して不正を見逃した原因を詳しく調べたうえで、検査方法や体制を見直すよう指示した。

 同社は1878年創業の老舗(しにせ)。東京消防庁や大阪市消防局など全国約1千自治体の消防機関に消防用ホースを納入している。(八木正則)

http://www.asahi.com/national/update/1009/OSK200810090132.html 


 

沒想到這則新聞是一位不懂日文的學長去日本北海道旅行看到的電視新聞發現的,行百里路果真更勝讀萬卷書,這樣也能收集到一條勁爆新聞,有興趣的人請自行翻譯。

台灣並不是沒有進口這家公司的消防水帶

    不過,連東京消防廳跟大阪市消防局等約1000個消防單位皆使用這家公司的消防水帶,在日本的市佔率約為4成,是日本水帶製造工會名單中三大水帶製造商,就算各縣市消防局購置消防車(某家大廠提供消防車的隨車水帶就是這家公司的貨,台灣的水帶因受限於水帶接頭的規格,只有台製、日製跟中國大陸製等三種可能性,不可能出現歐美的產品),依規格驗收隨車水帶,收到這家公司的貨,絕對不是因為沒盡責驗收過關收貨,連日本都遲了二十年才發現,在廠商提供檢驗合格的報告書給各縣市消防局且沒有新聞爆料的狀況下,大概只有神知道日本人作弊吧!!

 只能說恐怕不只是毒奶粉存在我們周遭,還有很多未爆彈,這年頭好東西在哪裡?

   

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